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健康編

どんちゃか幼児教室 > ブログ > 健康編

  • 2022.10.17 (月)

    風疹

    風疹は妊婦の感染で赤ちゃんの障害リスクが高くなる

    風疹は、免疫のない妊婦が感染すると母子感染して、赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になるリスクが高くなります。

    そのため日本では、妊娠初期の妊婦検診において風疹の抗体検査が行われます。
    妊婦には風疹ワクチンを接種できないので、風疹の抗体が少ないと診断された場合、感染を防ぐため人ごみを避けるようにと医師から指示があるようです。

    妊娠した後では感染機会を減らすために行動を制限する自己防衛しかできません。
    妊娠の予定がある場合は、風疹の抗体検査や予防接種を積極的に検討しましょう。


    成人男性からの感染リスクが課題

    加えて、妊婦の周囲の人たちが免疫を持っている必要があります。
    特に現代の日本では成人男性の抗体価が少ない現状が問題視されています。

    近年では2012年~2013年と2018年に国内で風疹の流行がありました。
    この時の感染報告数の9割以上が20歳以上の成人で、そのうち、男性の感染が女性の4倍近かったという調査結果があります。

    これは、国内の予防接種制度の変遷において、特定の世代の男性に、子どもの頃予防接種の接種機会がなかった影響があると言われています。
    対象の成人男性に対しては、自治体が風疹ワクチンの無料接種を行っていることもあるので、心配な方はお住いの自治体やかかりつけ医などに相談してみましょう。

    《風疹の予防とワクチンについてのQ:A》

    ◆風疹はどうすれば予防できますか?
    確実な予防法はワクチンです。一回の接種で95%以上の人が免疫を獲得できます。
    妊娠を予定していて心配な場合は、早めに予防接種を受けることを検討しましょう。
    また赤ちゃんを守るために、パートナーにも予防接種を検討してもらいましょう。


    ◆風疹に一度かかれば、二度とかかりませんか?
    一般的には抗体価が持続するので感染しないと言われていますが、個人差もあります。
    心配な場合はかかりつけ医に相談しましょう。


    ◆妊娠を予定している場合、いつごろワクチンを受ければいいですか?
    妊娠の2ヶ月以上前に予防接種を受けることが推奨されています。

    ◆大人がワクチンを受けてもよいのですか?
    子どものころに受けた人が、二度目のワクチンを受けても問題ありません。

    備考

    《風疹とは・・・》 空気中に飛んだ唾液などに含まれるウイルスを通じて、人から人に感染する病気。
    全身の発疹、発熱、リンパ節の腫れなどが特徴だが、症状が軽い為、はっきりしないことも多い。
    俗に「三日はしか」とも呼ばれている。

    《先天性風疹症候群とは・・・》 妊娠初期の妊婦が感染すると、胎盤を通じてウイルスが胎児に感染し、赤ちゃんに難聴や先天性白内障、心臓の異常がおきる可能性がある。

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  • 2022.08.03 (水)

    子どもの紫外線対策

    紫外線を正しく理解して対策しましょう

    昔は「子どもは真っ黒に日焼けしているほうが健康的」というイメージがあり、夏休み明けの子どもたちはこんがり日焼けしていたものです。
    現代では紫外線は皮膚がんや白内障などの原因になり、皮膚に非常に悪影響があると知られています。
    また乳幼児の肌は、大人の肌よりも紫外線のダメージを受けやすいと言われ、1998年には母子手帳から「日光浴」の項目が削除されました。
    では具体的に子どもにとって、どのような紫外線対策が有効なのでしょうか。
    紫外線の強い時期・時間
    一年を通して紫外線が強い時期は4月から9月、特に6月から7月にかけては紫外線がもっとも強く注意が必要です。
    一日のうちでは10時から14時までの間です。
    この時間帯は屋外で過ごす時間をなるべく少なくする工夫をしましょう。
    また、曇りの日でも晴れた日の60~80%の紫外線が届くので油断は禁物です。
    紫外線を避けて上手に遊ぶ
    日陰に入ると紫外線量は半減するので、日陰を選んで遊ぶようにしましょう。
    帽子をかぶることも有効です。
    つばが7cmある帽子なら、顔に当たる紫外線の60%をカットでき、目を守ることもできます。
    積極的にUVカットグッズの利用を
    • 日焼け止めクリーム
      子ども用の肌に刺激の少ないものを選び、顔や手足にまんべんなくたっぷり塗ります
      2~3時間おきに塗りなおすと効果が持続します。
      なお、虫よけスプレーなどは日焼け止めクリームの後に使いましょう。
    • UVカットウエア
      最近は子ども服でもUVカット機能のあるものが増えています。
      そういった洋服は日差しを遮るためにあえて肌を覆う長袖、長ズボンもあるので、時間や場所によっては利用するとよいですね。
      水着についても、子ども用のラッシュガードなどが一般的になり、肌を守りながら海水浴する子どもも多くなっています。
    • 子ども用サングラス
      目も紫外線から守る必要がありますので、UVカットサングラスを子どもに着用させることもあるでしょう。
      屋外を歩いているときや、座ってくつろいでいるときは着用すると良いですが、身体を動かす際は危険なので外しましょう

    子どもにとって適切な紫外線対策を

    過度に紫外線を気にしすぎて、日中の外遊びを厳格に制限したり、体温の放熱を妨げるほどの衣類の着用は好ましくありません。
    紫外線は骨を丈夫にするビタミンDをつくるメリットもあり、一日数分の日光浴は必要であるとも言われています。
    日差しを上手によけて、元気に遊んで夏を過ごしたいですね。

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  • 2021.11.16 (火)

    子どもの便秘

    排便時の様子や便をよく観察しましょう

    排便には個人差があるので、2~3日に1回しかうんちが出なくても、スムーズに出て、元気に遊んでいるようなら心配はいらないでしょう。
    日頃から、排便の回数やそのときの様子、便の様子などを観察して、いつもと違うことがあれば気付けるようにしておきたいですね。

    便秘かもしれないときは

    排便の間隔が数日だったり何日もないときは、次のようなことをチェックしてみてください。
    便秘の症状
    • いつもより排便の間隔が長くなっている
    • 便が固くコロコロ状、排便時に痛がる
    • おなかが張っている
    • 食欲が落ちていて機嫌が悪い
    いつもと便の色が違う(血便や緑色など)ときや、発熱・嘔吐を伴うときはなるべく早く小児科を受診しましょう。受診時には便を持参してください。
    また、一週間以上の便秘を繰り返す場合は医師に相談しましょう。
    便秘の対処
    • 浣腸をして便を出す
      出てきた便の様子が良くない(ドロドロ、血便など)ときは小児科を受診しましょう。
      (注)市販の浣腸を使用するときは、月齢にあったものを購入してください。
    • おしりを刺激したり、おなかをマッサージする
    固い便が肛門を傷つけてしまうと、次から排便を嫌がったりがまんしてしまい、ますます便秘になってしまいます。
    日頃から便をためないように予防することが大事ですね。

    便秘を防ぐために生活を見直そう

    いつも便秘がちだと、成長してからも本人が大変な思いをします。
    離乳食が始まることからは、便秘にならない生活習慣を身につけられるよう、次のようなことを意識してみましょう。
    食事
    食べる量や水分を飲む量が極端に少ないと便秘になりやすいです。
    朝食、昼食、夕食の3度の食事をしっかり食べ、水分も意識して摂るようにしましょう。
    内容
    食事は「主食と主菜・副菜をバランスよく」たっぷり食べるようにしましょう。
    幼児は喉越しがよく、柔らかい食べ物が好きですが、好き嫌いせず、食物繊維を多く含んだ歯ごたえのあるものを食べさせることも大切です。
    間食にも食物繊維の多いものや果物などを取り入れると良いでしょう。食べられる子にはヨーグルトなどの発酵食品を与えても良いですね。
    環境
    食欲がわくように、食事が楽しく、おいしく食べられるように工夫しましょう。
    テレビやスマホなどはいったん消して、お父さんお母さんも機嫌よく食事をすると、子どもも自然とたくさん食べられるようになりますよ。
    生活リズムと運動
    排便のリズム
    規則正しい生活を意識しましょう
    決まった時間に起床して、排便する時間も決まることが望ましいです。
    朝食後のおむつ交換のときにおしりを刺激したり、マッサージするのを習慣にしても良いですね。
    トイレトレーニングを始めたら、決まった時間にトイレに行くようにしましょう。
    適度な運動
    外遊びができる日は、十分に時間をとってたくさん身体を動かしましょう。
    身体を動かすと腸の働きも活発になり、おなかも空いて食欲も出るので一石二鳥ですよ。
    参考:食物繊維が豊富な食品
    いも類
    さつまいも・さといも・こんにゃく
    野菜類
    白菜・キャベツ・ごぼう・にんじん・だいこん・なす・ピーマン・かぼちゃ
    豆類
    大豆・小豆・納豆
    穀類
    麦飯・コーンフレーク・オートミール
    くだもの
    バナナ・リンゴ・ミカン・オレンジ・メロン・パイナップル
    きのこ類
    しいたけ・しめじ・えのき・まいたけ・エリンギ
    海藻類
    わかめ・こんぶ・のり・ひじき
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  • 2021.11.01 (月)

    歯磨き大好き作戦

    毎日の歯磨きをストレスのない時間にするために

    子育て中のお父さんお母さんから「うちの子は歯磨きが大嫌いで、毎日大変です。歯磨きが好きになる良い方法はありませんか?」と、たくさんの質問がきます。
    子どもにも嫌いになってしまった理由があるはずです。
    その理由と対処法を考えてみましょう。

    歯磨きぎらいの理由と対応方法

    嫌いの理由:痛いから
    ゴシゴシ力を入れて磨く
    優しく、そっと磨きましょう
    歯磨きに力を入れ過ぎている大人も多いです。
    磨くときは力を入れず、ブラシが歯にあたっているだけで大丈夫ですよ。
    嫌いの理由:気持ちが悪くなるから
    歯磨き粉で磨く
    歯ブラシを口の奥まで入れる
    歯磨き粉は付けず、歯ブラシは奥まで入れないようにしましょう
    子どもが歯磨きに慣れてくるまでは、歯磨き粉使わない、歯ブラシは無理に奥まで入れない、という気持ちで進めてみましょう。
    嫌いの理由:親の機嫌が悪いから
    大人が歯磨きのときについ、イライラしてコワい顔になってしまう
    歯磨きタイムは楽しい時間にしましょう
    無言ではなく「今日もたくさん食べたねー。○○ちゃんの歯がピカピカになりますように」と声をかけながら磨いてあげるといいですよ。
    嫌いの理由:習慣になっていないから
    つい面倒だったり、子どもが嫌がるので毎日歯磨きをしていない
    「食後の歯磨きは当たり前」の生活習慣にしましょう
    子どもが嫌がってしまうと大変ですが、毎日「歯ブラシを口に入れてシュッシュッ」と根気強く少しずつやってみましょう。

    歯磨きタイムのアイディア

    食後の歯磨きを嫌がらないで自分から積極的にする<アイディア>を紹介します。 生活の中で定着するといいですね。
    ●歯ブラシ作戦
    色や模様の違う歯ブラシを何本か用意し、子どもの気分によって子どもが選ぶようにします。
    子どもと一緒に歯ブラシを買いに行ってもいいですね。
    ●音楽作戦
    子どもの好きな音楽(曲・歌)を流し、聴きながら磨きます。
    歯磨きしてあげる大人が楽しそうに歌を歌ったり、リズムをとりながらシュッシュッと磨いてあげても楽しそうですね。
    ●磨く場所の移動作戦
    いつもの洗面所だけでなく、歯磨きをする場所を変えてみます。
    「外やベランダに出て緑を見ながら…」「夜空の星を見ながら…」「好きなDVDを見ながら…」など、気分転換になりますね。
    ●シール作戦
    歯磨きをしたらその場ですぐ「ご褒美シール」をあげて、子どもがカレンダーや表、専用ノートに貼ります。
    ため込まずに毎日「貼る」ようにすると良いですよ。
    毎日やってきた記録をながめて、子どもにとっても励みになります。
    ●歯磨きごっこ作戦
    子どものお気に入りのぬいぐるみや人形に、子ども自身が親役になって「歯磨きをしてあげる」ごっこをやってみましょう。
    「今度は○○ちゃんの番!」と言って、お父さんお母さんが同じように歯磨きしてあげてください。
    ●鏡作戦
    親も一緒に鏡に向かって歯磨きをします。
    前歯の次は奥歯ね、と一緒にブラッシングをします。黙々とするより楽しいですよ。

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  • 2021.10.12 (火)

    熱の出る病気

    子どもが熱を出すのは正常な反応

    子どもが急に発熱したらとても心配になりますが、子ども自身に元気がある場合はそれほど心配しなくても良いことが多いです。
    まずは、大人が落ち着いて対処することと、子どもに無理をさせずしっかり療養させてあげることが大切ですね。

    子どもは生後6か月頃から2歳頃までの時期には頻繁に発熱します。
    2歳頃までの時期に発熱が多いのは、免疫を持たない子どもの身体が、さまざまなウイルスや細菌に初めてさらされ、生体反応として炎症が起き発熱するためです。
    幼稚園・保育園に通い始めると、一通りの感染症にかかることは覚悟しなければなりませんし、それも子どもの身体が免疫を獲得するために必要なことであるとも言えます。
    子どもが発熱したときに落ち着いて対応するためにも、熱が出る病気の種類や、対処方法をあらかじめ知っておきましょう。

    発熱する子どもの病気

    まず、もし生後3か月未満で発熱した場合は、重篤なケースが考えられるので、すぐに医療機関を受診しましょう。
    生後3か月以上で発熱が見られたら…
    • 医療機関への受診の判断目安
      39度以上の高熱、ぼんやりしている、ぐったりしている、呼吸が苦しそう、鼻水・鼻づまりや咳といった症状を伴わず発熱が5日以上続く、などの症状が一つでも当てはまる場合はなるべく早く医療機関を受診しましょう。
    • 自宅で療養して様子を見る目安
      子どもが比較的元気で、食事もとれている場合は、ゆっくり休めばよくなることが多いです。
      水分をしっかりとって、排尿・排便も含めて経過観察して様子を見てあげてください。
    子どもの発熱などの初期症状だけでどの病気であるか、何が原因かを判断するのは難しいものです。
    不安な場合は小児科を受診し、医師の診断を仰ぎましょう。
    医師が特に確定診断(検査)が必要ないと判断した場合は、診断名を明確にせず対処療法としての薬の処方のみが行われることも多いです。
    経過を注意深く観察し、指示があった日数を経過しても軽快しない場合は、遠慮せずに再度受診しましょう。
    受診の判断がつかないときや不安な時は
    「子ども医療電話相談事業」#8000に電話して相談することができます。
    他にもお住まいの各地域で医療相談を受け付ける窓口が用意されているので、抱え込まず相談するようにしてくださいね。
    ここからは子どもの発熱を伴ういくつかの病気を紹介します。
    プール熱(咽頭結膜熱)
    ―のど・結膜に炎症を起こす病気―
    プール熱とは、アデノウイルスに感染して起こる感染症のことで、6月頃から増加し始め7~8月頃に流行のピークを迎えます。
    結膜または上気道からの感染が感染経路となり、飛沫感染・接触感染によるものと、夏場はプールでの感染が多いことから「プール熱」と称されています。
    症状
    38度以上の発熱から、「咽頭炎」による喉の痛み・「結膜炎」による眼痛・涙目などの症状とともに、頭痛や食欲不信・倦怠感などが現れます。
    3~5日間発熱が続き、1週間ほどで自然に良くなります。
    治療・対処法
    咽頭結膜熱に対するワクチンや治療薬はないので、発症したあとの対処療法で症状を緩和します。
    その間、喉の痛みや熱による脱水症状も懸念されますので、喉に刺激が少ない食べ物や、喉ごしの良い冷たい飲み物などを与えましょう。
    発熱や喉の痛み・目の充血などの主な症状が消えて、2日経過すれば登園可能です。
    溶連菌感染症
    ―発熱と喉の腫れ・舌がいちご状になる病気―
    溶連菌感染症とは、溶血性連鎖球菌の感染によって起こる病気のことで、主に12月から6月にかけての感染が多いと言われています。
    飛沫感染・接触感染により、咽頭や扁桃などの上気道が炎症を起こす感染症です。
    症状
    感染後2~5日で症状が出始め、38度以上の発熱と激しい喉の痛み、倦怠感が現れ、嘔吐を伴うこともあります。
    発症して1~2日経つと顔や脇の下、下腹部などに小さい発疹が出始め、2日目以降には舌に小さな発疹が出る「イチゴ舌」と呼ばれる症状が現れます。
    また、3歳未満の子どもには熱の症状が現れないこともあるため、注意が必要です。
    溶連菌には咳や鼻水の症状が出ないという特徴もあるので、様子をよく観察して医師に症状を伝えましょう。
    治療・対処法
    溶連菌には抗菌薬(抗生物質)があるので、医師の処方により服用すると快復が早いでしょう。
    抗菌薬の服用は医師の指示に従い、服用期間をしっかり守る必要があります。
    溶連菌感染症は「第3種の感染症」に定められており、登園再開の基準は、症状が消え、医師が感染の恐れがないと認めた場合、あるいは抗菌薬の内服後 24~48 時間が経過していることと定められています。
    風邪症候群
    ―子どもにとって身近な病気―
    一般的に「風邪症候群」のことを「風邪」といい、上気道(鼻や喉)の炎症による一連の症状のことをいいます。
    風邪の原因のほとんどはウイルスや細菌感染によるもので、その原因ウイルス・菌の数は、前述の感染症の原因となるものを含め、200種類以上といわれています。
    症状
    主な症状は、鼻水・鼻づまり、喉の痛み、頭痛・発熱、全身の倦怠感などに加え、炎症が気管や肺の方まで広がることで咳・痰などの症状が現れます。
    治療・対処法
    基本的に特効薬はなく、発熱には冷却・解熱剤、呼吸器症状には咳止めや気管支拡張薬を処方するなど、対症療法が主体となります。
    風邪は、たいてい3~5日以内には良くなります。
    しかし、その後も症状が回復しない場合は、中耳炎・副鼻腔炎・肺炎などの恐れもあるので小児科を受診しましょう。
    登園基準に特に決まりはなく、熱が下がれば登園可能とされています。
    注意:上記に記載した登園可能な時期はこども家庭庁の「保育所における感染症対策ガイドライン」を参考にしています。実際には各幼稚園・保育園ごとに出席停止期間が定められているので、医師の指示や、通園している園の指示に従いましょう。

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  • 2021.09.06 (月)

    注意欠如・多動症(ADHD)

    ADHDとは?

    ADHD(注意欠如・多動症)は発達障害の概念の一つです。
    有病率は調査によって差がありますが、学齢期の小児の3~7%程度、女児にくらべて男児に2倍多くみられます。
    主に、注意を継続し集中したり、課題をやり遂げたりすることが困難な場合や、過剰に活動的で衝動的な場合、またはその両方がみられます。
    ADHDの徴候の多くは4歳くらいまでに気づかれ、症状として12歳までにほぼ明らかになりますが、中学生になっても学業や社会生活に大きな影響を及ぼさないこともあります。

    ADHDの診断

    ADHDの診断は医師の診察で観察され、その行動上の特徴に基づいて行われます。
    複数の状況を観察する必要があり、単独で診断可能な医学的検査があるわけではありません。
    また、一部の神経疾患・身体疾患や、不安定な子育て環境がADHDと似た症状を子どもに引き起こすことがあるので、小児科や小児神経科、児童精神科医師との連携も欠かせません。

    ADHDの症状の例

    • 「不注意」
      活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めない
    • 「多動-衝動性」
      じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまう
    • これらの混合型
    このような症状が2つ以上の状況において(園、学校、家庭、その他活動中など)障害となっていることが診断の基準の一つにもなっています。
    他にも年齢や対人関係、他の精神疾患がみられないことなども診断の要素になっているので、一つをもって直ちにADHDの診断になるわけではありません

    ADHDの子どもとの関わり方

    「どうしてできないの?」「じっとしていなさい」などと叱責してもこども自身が意識的に症状を軽減することは困難です。
    本人の意図とは別で起こる「症状」であると認識しましょう
    また不注意や多動を厳しく叱責すると否定的な自己イメージを持ってしまい、自尊心を下げてしまいます。
    その子の特性を知り、その子にあったかかわり方をしていきましょう。
    • イラストを使って視覚で伝える
      言葉だけでは伝わりにくいことがあるので、視覚情報にすると受け入れやすくなります
    • 短く具体的に伝える
      「静かに座ってなさい」と言うのでなく「椅子に座って膝に手を置きましょう」など、具体的な指示にします
    • すぐに褒める
      好ましい行動にご褒美・報酬を与えるという行動介入はADHDの治療においても実践されています
    ADHDの子どもたちへは適切な早期介入が重要であると考えられています。
    もし、子どもにそういった症状がみられたり、心配なことがあれば園や学校、専門機関に早めに相談をして、専門家の支援を受けることがとても重要です。
    また、ADHDは子どもそれぞれで特性が異なり、軽症から重症まで幅があります。
    周囲の大人たちの対応が不適切であった場合、反抗的な態度や攻撃的な行動のような問題行動が現れたり、学習の遅れや精神的ストレスから子どものメンタルヘルスに悪影響になります。
    子どものADHDに正しい知識をもって対応することが大人の責任であると同時に、ADHDの子どもを持つ親が抱える問題を、その周囲の大人が理解し支援する重要性もとても大きいと言えます。

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  • 2021.06.16 (水)

    たくさん歩いて、たくさん走ろう

    2歳のお誕生日を過ぎる頃から足がしっかりしてきます

    2歳児では…
    ・走れるようになる
    ・手すりにつかまって階段を上る
    ・両足をそろえて跳ぶことができるようになる
    3歳児では…
    ・片足で立てる
    ・公園の遊具に登れる
    ・長い時間歩けるようになる
    4歳児では…
    ・片足でケンケンができるようになる
    ・ギャロップやスキップができるようになる
    5歳児では…
    ・かなり速く走れるようになる

    「歩く・走る」は運動能力の基本!

    子どもが歩き始めると「危ない!危ない!」と心配ばかりしてはいませんか?
    転ばないようにすぐに手を差しのべたり、転ぶ前に「危ないから○○してはいけなせん。危ないから○○へ行ってはいけません。危ないから走ってはいけません。」などと禁止ばかり。
    これでは子どもは学ぶ機会を奪われ、歩きたい・走りたいという気持ちを抑え込んでしまう子になってしまいます。
    転んで痛みを感じることで、なにが危険かを子ども自身が学んでいくはずです。
    また、身体の運動能力は使わないと発達しません
    大きなケガにつながらない状況であれば、思いっきり身体を動かす様子を見守ってあげてください。
    一方で、年齢相応の運動能力以上のことを要求して、「がんばれ!がんばれ!」とハッパをかけてしまうことがありますが、これも出来ないことを気にして、意欲を失わせてしまう場合があるので気をつけましょう。

    「子どもは絶えず走っている」

    子どもは本来、体を動かすことが大好きです。
    家の中では充分に動くことができませんから、外や公園などで、おおいに遊ぶ機会をつくってあげましょう
    お父さん・お母さんがお休みの日に、ボールを持って、近所の公園や少し遠くの広い公園に出かけてみませんか。
    サッカーやキャッチボールをして、家族と思いっきり走って汗をかきましょう。
    「ヨーイドン!」とだだかけっこをするだけでもいいですね。太陽の光を浴びながら・・・季節の変化を感じながら・・・ 親子の楽しい時間の中で、足を鍛えられるなんて一石二鳥ですよ。

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  • 2021.06.16 (水)

    ハイハイの勧め

    ハイハイをし始めるのは、生後6ヶ月~12か月ごろとされています。
    「うちの子、いきなりつかまり立ちして歩き出したのよ。すごいでしょう!」などの自慢話を耳にすると、まだハイハイをしている我が子は遅れているのではないか・・・と焦ってはいませんか?
    いいえ、そんなことはありません。ハイハイにはちゃんと意味があります
    ハイハイの勧め

    成長・発達に与える効果

    ハイハイによる身体の発達
    効果 具体例・詳細
    筋力・体の機能の発達 腕力をつける
    背筋の筋力を鍛える
    肺周りの筋肉を鍛える
    手の感覚器官を鍛える 手は「第二の脳」といわれるほど感覚器官が集まっており、手のひらを使うことにより、脳が鍛えられ繊細な運動機能も発達する
    視野を広げる効果 次のような成長の過程を経て、徐々に視野の範囲が広がる
    1. 生後すぐの「寝たままの状態」の視野は上方向のみで狭い
    2. 寝返りを打つ頃の視野は横方法に広がる
    3. お座りをする頃の視野は目線が高くなる
    4. ハイハイをする頃になると上下左右前後に加え、興味のある場所まで動き空間を捉えられるようになる
    5. 立てることになると、さらに視野の高度が高くなり、範囲が広がる
    子どもの成長や発達は、いま出来ることの反復が次の段階の準備なっています。
    たくさんの失敗の積み重ねから、うまく調節して成功する確率を高めていくのです。
    子ども自身がやりたがっていることをさせることが、成長や発達を無理なく促す一番の近道とい えるでしょう。
    また、ハイハイをしたい子には、心ゆくまでハイハイができる「何も物がない、広いスペース」などの環境を整えてあげることも大切です。
    ※思う存分ハイハイするのを「楽しく」「ゆとりをもって」見守ってあげましょう! そして、自然に歩き出すのを楽しみにしていてくださいね。

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  • 2021.01.12 (火)

    チック症

    チック症とは

    チック症とは、本人の意思とは関係なく、突然声を発したり不規則に体が動いたりする不随意運動による脳神経の病気のことです。
    4歳以降の5人に1人は、なんらかの症状がみられるといわれています。
    多くは軽いものであり、1年以内に自然と症状がなくなるケースがほとんどで、病気と診断されることはまれです。
    女児に比べて2~3倍男児に多くみられる傾向があり、10~12歳の頃に最も症状が激しくなるといわれています。
    チック症は運動チックと音声チックに大別され、それぞれ単純性と複雑性に分けられます。
    その中で、症状が1年以内に消失するものを一過性チック、運動か音声のいずれかが1年以上続くものを慢性チック、両者が1年以上続くものをトゥレット症候群といいます。
    運動チック
    ◆単純性
    • まばたきが多い/目をぱちぱちさせる/白目をむく
    • 首を左右上下に振るなど、首を曲げる
    • 顔をしかめる/鼻をならす・ひくひくする
    • 口を曲げる/舌を出す

    ◆複雑性
    • 身体をのけぞらせる
    • 匂いを執拗に嗅ぐ
    • 腕を振る・回す・屈伸
    • 手を叩く/物や人を蹴ったり叩いたりする
    音声チック
    ◆単純性
    • 風邪でもないのに咳払いや咳をする
    • 必要以上に鼻をクンクン鳴らす
    • 舌を鳴らす
    • 「アッアッ」「ん、ん」など声を出す

    ◆複雑性
    • 同じことを大声で何度も繰り返す
    • 不謹慎な言葉や汚い言葉・わいせつな言葉を発する
    • 他人の言葉をオウム返しする
    • 自分が言った言葉を繰り返して言う

    チック症の原因

    チック症の原因は、根本的にはまだ解明されていません。
    家系内で多くみられる傾向があり、遺伝的な要因が関与していることが考えられています。
    別の病気や感染症が誘因になると考える研究者もいますが、明確なことは分かっておらず、現時点でもまだ研究途上の病気であるといえます。

    チック症の治療・対処法

    チック症は、周囲の人には特異な動きをしているように見えても、本人は意図してやっているわけではありません。
    そのため、罰を与えたり、行動を制限したりすることは意味がないばかりか、むしろ症状を悪化させることがあり悪影響です。
    症状が軽度であれば、心配する必要はないと安心させることが最善の治療になる場合が多く、家族が病気を理解し、学校の先生や友達にも病気について説明し理解が得られているのであれば、治療は行われないことがほとんどです。
    具体的な治療が必要な場合には、行動療法や投薬による治療も選択肢にあるようなので、まずは気になることがあれば早めに医師に相談しましょう。
    いずれにしても、適切な対応を周囲の大人が理解して、子どもが安心して過ごせる環境を作ってあげることがとても大切です。
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  • 2015.09.16 (水)

    予防接種

    《予防接種の目的》

    『ウィルスや細菌によっておこる感染症の中には、一度かかると免疫ができて、二度とかからずにすむ』というのを利用して、実際に感染しないうちに体の中に免疫をつくろう、というのが予防接種の目的です。

    《予防接種の種類》

    ①定期接種(接種を受けるべきとして、接種年齢を定めている)―無料
    • BCG(結核)
    • ポリオ(小児マヒ)
    • 三種混合(百日ぜき、ジフテリア、破傷風)
    • MR(麻疹、風疹)
    • 日本脳炎
    ※子どもが接種年齢を迎える頃に、各自治体から通知が送られてくる。 ※接種義務はない。 ②任意接種(受けるかどうかは、親の責任で判断する)―有料
    • 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
    • 水筒(水ぼうそう)
    • インフルエンザ

    《受ける権利と拒否する権利》

    「予防接種は必ず受けなくてはならない」という義務から、「受けた方が望ましい」というように変わりました。なぜなら、副作用がまったくないわけではないからです。しかし、感染症から子どもを守るのは親の義務です。子どもにとって必要か否かを正しい知識で判断しましょう。 ※基本的に健康な子どもが受けるもの(判断に迷ったら、医師に相談しましょう) 予防接種

    《接種するのを注意したい場合》

    ◆早産などで、発育が悪い ◆心臓病、腎臓病などの病気があり、通院して治療している ◆抗生物質や卵などに対するアレルギーがある ◆医師から免疫異常を指摘されている ◆1年以内にけいれんの発作をおこした ◆前回の予防接種で発熱や湿疹などの異常がみられた ◆身近な人がその病気にかかっている ◆せきや微熱など、心配な症状がある ※当日受けられない時(具合が悪い・引越し・旅行など)は保健所か役所に連絡しましょう!   

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