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[子育てヒント]「断乳」と「卒乳」(1)
1歳の誕生日前後になると、「そろそろ授乳を終えた方がよいのかな」と考えるお母さんも多いのではないでしょうか。
授乳を終える時期や進め方は、子どもの成長や食事の状況、お母さんの体調、ご家庭の事情によって異なります。
「断乳」と「卒乳」の違いは何でしょう
断乳
親子で時期を決め、授乳の回数を減らしたり、決めた日を区切りとして授乳を終えたりすることをいいます。
卒乳
子どもの成長に合わせて授乳の回数が少しずつ減り、自然に飲まなくなっていくことをいいます。
現在では、授乳を終えること全般を「卒乳」と表現することもあります。 言葉の違いにこだわり過ぎず、親子に合った方法を選ぶことが大切です。
親子が納得できる時期を選びましょう

周囲の人から「まだ飲ませているの?」と言われたり、年齢を気にしたりして、授乳を早く終えなければならないと焦ることがあります。
しかし、授乳を終える時期に、すべての親子に共通する期限があるわけではありません。 周囲の意見だけで決めず、子どもの様子とお母さんの気持ちの両方を大切にしましょう。
授乳を終える時期が近づいたら、子どもにも分かりやすい言葉で少しずつ伝えていきましょう。
「もうすぐおっぱいとバイバイしようね」「寝る前のおっぱいは、あと少しでおしまいだよ」など、落ち着いた声で伝えます。
ただし、何か月も前から繰り返し伝えると、不安になる子どももいます。 始める時期が決まってから、子どもの理解に合わせて伝えましょう。
授乳を終えたい理由を考えてみましょう
授乳を終えることを考えたときは、まず、お母さん自身が「なぜ終えたいのか」を整理してみましょう。
- 仕事への復帰や入園を控えている
- 夜間の授乳が続き、親子ともに睡眠不足になっている
- 胸の張りや痛みなど、授乳に関する悩みがある
- 食事や水分を十分に取れるようになってきた
- お母さんが授乳を続けることに負担を感じている
「1歳になったから」「周囲の子がやめたから」という理由だけで、急いで授乳を終える必要はありません。 親子にとって必要な時期を考えることが大切です。

授乳は親子の安心できる時間でもあります
授乳は栄養や水分を取ることだけでなく、抱っこや肌の触れ合いを通じて、子どもが安心できる時間にもなっています。
授乳を終えるときには、その代わりとなる触れ合いを増やしていきましょう。
- 抱っこをする
- 背中を優しくなでる
- 絵本を一緒に読む
- 手をつないで眠る
- 子どもの話をゆっくり聞く
授乳がなくなっても、お母さん・お父さんとの触れ合いや安心できる時間は変わらないことを、言葉と行動で伝えてあげましょう。
「断乳」と「卒乳」のどちらがよいのでしょうか
子どもが自然に授乳を必要としなくなるまで待つ方法も、時期を決めて授乳を終える方法も、どちらか一方だけが正しいわけではありません。

自然な卒乳を待つ場合は、いつ授乳が終わるのか分からず、お母さんが負担を感じることもあります。
一方で、仕事への復帰や体調、授乳中のトラブルなどによって、時期を決めて授乳を終える必要がある場合もあります。
大切なのは方法の名称ではなく、 子どもの食事や水分、気持ち、お母さんの体調を確認しながら、無理のない方法を選ぶことです。
授乳を終えることは、親子にとって生活が変化する一つの節目です。 焦らず、授乳以外の触れ合いも増やしながら、親子が安心できる方法で進めていきましょう。食事や水分が十分に取れない、体重の増加が気になる、母乳以外を強く拒否する、お母さんに胸の強い張りや痛み、発熱がある場合は、小児科、産婦人科、助産師、地域の保健師などへ相談してください。






2025.10.01 (水)