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子育てのヒント

どんちゃか幼児教室 > ブログ > 子育てのヒント > 五感を刺激して楽しく食べよう

  • 五感を刺激して楽しく食べよう

    2021.09.22 (水)

    食育とは生きる基本を学ぶこと

    子どもにとって「食べる」ことは、単に身体を成長させるだけのことではありません。
    「食育」とは「食べる」ことを通して、
    • 感謝の気持ちをもつ
    • 健康的な食事を学ぶ
    • 食事のマナーを知る
    • 食べ物の産地や歴史の食文化を知る
    など、食べることから生きる喜びを学ぶことです。

    五感すべてで楽しい食事を

    食事は舌だけで味わうのではなく、「五感」をフル回転してより楽しく食べることができるといいですね。
    視覚:色あざやかな食事環境を
    食材や料理のあざやかな色について大人が言葉を添えてあげたり、食卓を整えてあげましょう。
    ◆食材の色・料理の色
    「真っ赤なトマトだね」
    「パプリカは赤や黄色やオレンジ色があるんだね」
    「ナスは濃い紫色をしていてピカピカ光っているね」
    「アジは背中が青くてお腹の方が白いね」
    「サケの身はきれいなサーモンピンク!」
    「オムライスは黄色いたまごのお洋服を着ているみたいね」
    「お赤飯はご飯がピンク色だね!」
    「宝石箱みたいにいろんな色があるお弁当だね」
    ◆食材の形・料理の形
    「大根とゴボウは細長いね」
    「こっちのサツマイモは太いけど、こっちは細いね」
    「ピーマンを切るとお花のかたちだよ!」
    「オクラを切るとお星様みたい」
    「サンマは細くてスマート!」
    「三角のサンドウィッチ、とんがっている!」
    「丸いホットケーキ、ふわふわ!」
    「四角いトーストどこから食べようかな?」
    「ドーナツの丸い穴から覗いちゃお!」
    「いろいろな形のクッキー!(型抜きで作る)」
    ◆盛り付け・食器
    • できるだけ赤・緑・黄の色がある盛り付けにする
    • 野菜を星型・花形にくり抜いたり、目鼻口にして「顔」のように盛り付ける
    • 子どもと一緒に盛り付ける(お手伝いをしてもらう)
    • 子どもの好きな食器を使ったり、食器の素材を変える(陶器・木・ガラス・紙など)
    ※プラスチック食器だけでなく、ときには「本物」の食器で料理を出して良い緊張感・特別感を演出しましょう。
    ◆食卓
    • 子どもの好きなキャラクターのテーブルクロスやランチョンマットを使う
    • 「気温」「季節」「行事」「気分」によってテーブルクロスやランチョンマットを変える
    聴覚:調理の音や食べる音を聞こえるように
    テレビやCDの音をOFFにして、料理をしている時の「音」、噛む時の「音」を子どもに聴かせましょう。
    生活の中の音を感じさせることは生活感を育てるために非常に大切です。
    ◆料理のときの音
    • 包丁で食材を刻む音
    • 食材を炒める音・煮る音・焼く音
    ◆噛むときの音
    「ポリポリ」「コリコリ」「サクサク」
    いろんな歯ごたえの食材が入った料理を食べて欲しいですね。
    触覚:食材を触って持ってみる
    スーパーで食材を買い物した後、すぐに冷蔵庫に収納せず、ぜひ子どもに触らせてあげましょう。
    本物を触ることは、子どもにとって非常に貴重な体験ですし、嬉しいものです。
    ◆野菜・果物の触感
    • キャベツ・白菜・レタス
      「ザラザラだね、つるつるだね、冷たいね、重いね」
    • ピーマン・なす
      「つるつるだね、チクチクするね」
    • にんじん・ゴボウ・きゅうり
      「ゴツゴツ・チクチクするね、かたいね」
    • リンゴ・みかん・バナナ・スイカ
      「つるつるだね、重いね」
    • メロン
      「ゴツゴツしているね、重いね」
    ◆魚の触感
    生魚を触るのが苦手な場合は無理をせず、子どもが興味を示したら触らせてあげましょう。
    魚の表面をさわり「ウロコ」の感触を楽しんでみましょう。
    嗅覚:本物のにおいを嗅いでみる
    嗅覚は刺激をきっかけに何かを連想する、という特徴があります。
    お父さん、お母さんの作ってくれたお料理の匂いは生涯を通じて「思い出の匂い」となるはずです。
    また自分の嗅覚で本物のにおいを嗅ぐ経験をしていると、賞味期限に頼らずに自分の力で危険を回避することもできます。
    ◆食材の匂い
    野菜・魚・乳製品・調味料などは、個々に特徴のある匂いがあります。
    冷蔵庫にしまう前に親子で「クンクン」とそれぞれの食材の匂いを嗅いでみることをお勧めします。
    ◆料理をする時の匂い
    危険がないように配慮し、お母さんが料理をしている時の「匂い」を近くで嗅がせてあげましょう。
    オムレツの匂い、シチューの匂い、カレーの匂い、ハンバーグの匂い、煮物の匂い、ご飯が炊ける匂い、味噌汁の匂い…などなど。
    味覚:いろいろな味を試してみる
    5つの味覚をいろいろ味わってみましょう。
    子どもにとって苦手な味もありますが「甘み=おいしい」だけの味覚でひっくるめないようにしましょう。
    ◆甘味
    虫歯が気になり甘いものをまったく与えない親もいるそうですが、子どもは甘いデザートやおやつが大好きですね。
    甘みの強いものを避け、食後によく歯磨きをするようにして、いろいろな味を体験しましょう。
    ◆塩味
    スナック菓子のようにしょっぱい味がしっかりついているものを食べ慣れてしまうのは心配です。
    塩分を摂り過ぎないようにしながら、どんな食べ物がしょっぱいのか、親子で味を確かめてみましょう。
    ◆酸味
    「すっぱい顔」を親子でオーバーに表現してみると面白いです。
    (どんちゃかのすくすくコースでレモンを味わう授業があります。子どもは案外すっぱい味が好きですよ。)
    ◆うま味
    うま味であるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸は昆布やしいたけ、トマト、チーズ、肉や魚の赤身に含まれます。
    まずは、出汁たっぷりのお味噌汁などでうま味を味わってみましょう。
    ※にが味⇒幼児期は無理して食べさせなくてよいです。

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