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子どもの好き嫌い(3)
子どもの好き嫌いを直すには?
「子どもの好き嫌い(2)」の記事の次の内容を再度確認してみましょう。
- 親が美味しそうに食べる
- あきらめない
- ほめましょう
- 交換条件はダメ
次にもう少し具体的に考えてみましょう。
1.好き嫌いは成長の一過程
1歳までは、なんでも好き嫌いなく食べていたのが、1歳を過ぎると「味」「色」「形」が認識できるようになり、好き嫌いをするようになってきます。
それは、「食べ物の区別ができるようになった証拠」といえるので、成長の一過程としてとらえ、むしろ喜んでいいことでしょう。
2.歯ごたえを楽しませる
歯が出はじめてからも、食べ物を全部柔らかくしてしまうのは問題です。
やわらか過ぎない歯ごたえは大切です。
また、煮るだけでなく「炒める」「焼く」「生」など、調理方法を変えてみるのも歯ごたえがあって、楽しんで食べてくれるでしょう。
3.ばっかり食べ
同じものばかり食べる「ばっかり食べ」は親として気になるようです。
これも「好きなもの」ができた訳ですから、成長の一過程と考えましょう。
同じ栄養素が他の食品で取れていれば心配はありません。
むしろ、あまり神経質にならないようにしましょう。
4.慣れない食品は少量から
たった一度食べないからといって「嫌い」と決めつけてはいませんか。
あきらめないで根気よく何度も食卓に出し続けることが好き嫌いを直す大切なコツです。
決して嫌いなのではなく、「慣れていないだけ」なのです。
そのとき気をつけることは、大量にドサッ!と出さないことです。
慣れない食品は少量から、また全部料理の中に混ぜ込んで隠してしまうより、半分は形を出しておきましょう。
混ぜ込んだ食品を食べた時「嫌いと思っていたにんじんが食べられた!」、「すごいね!○○ちゃんはこのにんじんが食べられたね」。
このようにほめてあげれば、きっと子どもの自信にもなりますね。
5.ニコニコ顔はビタミン剤
大切なのは、大人がおいしそうにニコニコ顔で子どもの嫌いなものを子どもの前で食べることです。
決して叱らないこと。
楽しい雰囲気は「食育」として、最も大切なことです。