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動作に合わせた言葉を使おう
「言葉」はコミュニケーションの大切な手段
言葉は生まれながらに持っているのではなく、環境、特に一番身近な大人である親から後天的に獲得するものです。
単語からはじまって、二語文、三語文へと徐々に複雑な話ができる様になってきます。
しかし、若者たちが単語のみで会話する傾向があるようですが、これはもったいないですね。
家庭ではどんな会話が交わされているでしょうか?母親:「くつ!」これではコミュニケーションになっていません。 動作の言葉、つまり「動詞」がありません。
すると、子どもは靴箱から靴を出して靴を履いている。
子ども:「マヨネーズ!」
すると、母親はマヨネーズを取って子どもに手渡す。
夫:「風呂!」
すると、妻が夫の入浴の準備をする。「○○ちゃん、靴を履きましょうね」この方が、話を聞くほうも優しい気持ちになり、受ける言葉が出やすいはずです。
「お母さん、マヨネーズを取ってほしいな」
「これから、お風呂に入るよ」
相手を尊重したコミュニケーションが成り立ち、良好な関係を築けますね。4~5歳は難しい動作の言葉も理解できる
例えば、「重ねる」「合わせる」「戻す」「分ける」「結ぶ」「通す」「挟む」などなどです。
すると、少し先の話になりますが小学校以降の「国語」の教科はもちろんのこと、「算数」「理科」「社会」の学力がグングン伸びていくはずです。
言語力、文章力が全ての基本であり、幼児期の「今」が大切です。
今から家族が「文章」で会話をする習慣をつけましょう。 -
言葉かけ(2)
言語の発達には乳児期からの言葉かけがとても大切
経験する言葉の数や質が良い、良好な言語環境で育つあかちゃんは、将来語彙力に優れ、言語リテラシー・学力も向上するといわれています。
生後間もないあかちゃんには意味が分からなないだろうからと黙っているのではなく、発語しない時期からたくさん話しかけてあげることが大事なんですね。2歳を過ぎたころから発語する言葉は、それまでに周りの大人が何千回、何万回と話しかけた言葉を覚えていった結果です。
散歩のときには「今日は雲ひとつない快晴だね。空気がおいしいね」、「おそとに出ると気持ちいいね」と話しかけてあげましょう。感情のことばをたくさん使いましょう
発語するようになってから、子どもが自分の気持ちを言葉で表せるように、感情に関する言葉をたくさん使ってみてください。
嬉しいときは嬉しそうに笑いながら、楽しいときは楽しそうな表情で、悲しいときは悲しい顔で、気持ちを表す言葉を話してあげてください。
話しかけるときは必ず子どもの目を見て、言葉と表情で伝えることがとても大切ですよ。
また、危険だからしてはいけないこと、やってはいけないことを伝えるために、「だめ」「あぶない」という言葉も使います。
言葉を理解する前から、なぜだめなのか、理由も一緒にしっかり話してくださいね。
「だめ」なときは「だめ」の表情を作って教えましょう。 -
言葉かけ(1)
「言葉」はコミュニケーションツール
あかちゃんは生まれる前から、お母さんの声や周りの人の声を聞いています。
早い段階から聴力が発達するので、言葉による働きかけであかちゃんの脳を刺激することが大事なんですね。
生後2ヶ月頃からは「ウー」というような泣き声以外の音を発声するようになり、生後5ヶ月頃から喃語(なんご)という初期の言葉、例えば「あぶあぶ」など、簡単な反復の音を発するようになります。
自分の声を聞きながら、発声や発音の練習をしているんです。
あかちゃんはコミュニケーションを欲しています。
大人が言葉でたくさん話しかけてあげてください。
特におむつの取り替えの時は「気持ちがよくなったね」と声をかけてあげると、「気持ちが良い感触」を意識していきます。
子どもと接しているときに言葉をかけてあげると、いつしか自分も言葉で返したいという気持ちになるものですよ。コミュニケーションのしかたを教えましょう
生後8ヶ月頃より自分の名前を呼ばれると、それに応じる様子をみせ、叱ると手を止めてやめるようになります。
1歳頃には意味のある1語文を話すようになります。
大人が話す言葉への理解力も急速に増し「バイバイ」と言うと手を振り、大人が話していると一生懸命「聞こう」という態度をとります。
この時期に大人があかちゃんの話を聞く、聞いて答える、といった反応をみせてあげることが大切です。
「猫さんがいたね、かわいいね」などあかちゃんが感じていることを代弁するように話しかけて、コミュニケーションの仕方を教えましょう。
「話して聞く」をていねいに積み上げていくと、子どもが自分勝手に喋り出してしまうことが少なくなり、自分の意見を言えるようになりますよ。 -
子どもと言葉(2)
子どもがいる前では文章で話す
子どもの近くにいる大人や親は、子どもの顔の表情やしぐさによって、子どもの言いたいことの大半は判断がつくことが多いです。
たとえば、おなかがすいている時、取ってほしいものがある時は子どもの顔や態度で察することができますね。
しかし、そのようなコミュニケーションをとっていると、他の大人や友だちとの正常なコミュニケーションがとれない子どもになってしまいます。
8ヶ月頃からは、「まんま?」「ジュース」など、単語だけ、しぐさだけの受け答えをしないで、主語述語を意識した文章でのコミュニケーションを心がけましょう。
「トイレ」だけでなく、「お母さんはトイレにいってくるね。待っていてね」や「どうしたの、おなかがすいたの?」「ご飯がおいしいね、野菜をたくさん食べようね」と文章を意識した口語で話したいものです。子どもは身近な大人の言葉で学ぶ
子どもが発する言葉は、一番身近な大人である親が発する言葉に似ます。
親が話す言葉に動詞や形容詞がなければ、子どももそっくり同じ話し方になります。
だからこそ、大人は子どもに話すときや家族で話すときは、主語と述語のある文章で話すようにしましょう。
言語はコミュニケーションの手段と共に思考形成にも重要な意味を持っています。
子どもに対しては、大人を相手に話すときより倍の時間をかけるつもりで、ゆっくり子どもに伝え理解させる気持ちで話してあげましょう。 -
子どもと言葉(1)
2歳頃までの言葉の発達は
あかちゃんは、0歳から2歳までには20語くらいの言葉を発し、2語文まで話すことができます。
また「おしっこ」と自分の要求を言葉に出せるようになり、「がまんね」という言葉で自分をコントロールできるようになります。
自分の身の回りのモノの名前も理解し、大きい、小さいなどの言葉と、その意味も理解していきます。
大人が「ちょうだい」と言うと自分が持っているものを渡してくれたり、「ありがとう」と言うとうれしそうな顔をしたり、頭をちょこんと下げたり、相手の言葉に対する反応も覚えていきます。あかちゃん言葉はいつまで使っていいの?
「まんま」「ぶーぶー」といったあかちゃん言葉で話すのはなんとなくほほえましいものです。
しかし、それが全く抜けずにいつまでも幼児語やあかちゃん言葉で話しかけると、幼稚園などの社会に出たときに子ども自身が困ります。
10ヶ月を過ぎた頃から社会を意識し、誰にでもわかる言葉で話すように心がけましょう。
「わんわん」は「いぬ」へ、「ぶーぶー」は「くるま」へ。
「あかたん」は「あかちゃん」といった具合に普通のしゃべり方、発音に変えていきましょう。 -
子どもをほめる言葉
叱るのは大事なところで ほめることとのメリハリが大切
「可愛くば 2つ叱って 3つ誉め 5つ教えて 良き人にせよ」という昔の言葉があります。
叱るより多くほめて、ほめる以上にたくさん教えることの大切さを表していますね。多くの育児書には「ほめて育てましょう」と書いてあります。
そうはいっても、叱ることとほめることはバランスが必要で、叱る場面ではしっかりと叱らなければなりません。
叱るときは、その行動のいけない理由を伝えること、次はこうしようと教えることを必ずセットで行います。
そして、いけないことをしてしまうときの気持ちを良く聞いてあげることも大切ですよ。「叱る」は最小限に
叱らなければいけないときはどんなときか、あらかじめ決めておくと、冒頭の2・3・5の法則のように、叱る場面はそんなに多くないものです。
「子どものしかり方」にも詳しく書いているのでこちらも参考にしてくださいね。
別の良いところを上手にほめることで、叱らずに済むこともありますし、子どもの行動があらかじめ予想できるような場面では、約束をしておいて「お約束覚えてるかな?守れるかな?」と声掛けすることで、子ども自身に気付かせることもできます。ほめるポイントは具体的に
どんちゃか幼児教室ではほめて子どもを伸ばす教育しています。
例えば、「○○ちゃんの姿勢は、背中がピンとしていて素敵ね」と一言ひとりをほめると、他の子も「わたし(ぼく)もほめられたい」と思うのでしょうね、他の子もすぐにいい姿勢に変化します。
ほめることは叱ることより効果があるのです。
上手なほめ方は、できるだけ具体的に、結果ではなくプロセスに注目し、時には質問をして子どもの考えたことに共感してあげることです。○○ちゃん、お母さんが言わなくてもおもちゃを片付けられてすごいね!どうしてお片付けしようと思ったの?
そっか、早くお出かけしたかったからだね。
お片付けができてるとすぐに出かけられるもんね。お母さんも助かったよ!「明・楽・元・素」ことばは子どもを伸ばす
「明・楽・元・素ことば」とは、「明るいことば・楽しいことば・元気なことば・素直なことば」のことです。
「明・楽・元・素ことば」を紹介するので、これらのことばと、子どもの具体的な行動や考えを一緒にたくさんほめてくださいね。望ましい様子を表現する- すごい!
- いいね!
- かっこいい!
- 仲良くできたね
- 最後までやったね
- 頑張ったね
- すてきだね
- 元気だね
- よくできたね
- 泣かなかったね
- ひとりでできたね
- 約束が守れたね
- りっぱだね
- 早い!
- 一番!
- その通り!
応援してやる気を促す- やってみよう
- だいじょうぶ
- 上手!
- 良い調子
- 簡単だね
共感して一緒に喜ぶ- 楽しいね
- きれいだね
- おいしいね
- すばらしね
- おもしろいね
- やったあー!
- 好き
- ありがとう
まとめ
しっかり叱って、たくさんほめて、親の価値観を子どもに伝えていきましょう。
たくさん誉められた子は、意欲的で心が安定し自立できるようになります。
お友だちにも優しくできる笑顔が素敵な子になりますよ。 -
目に異物が入った
子どもの目の異変に気づいたら
外で遊ぶようになると、目にゴミが入ったり砂が入ったりすることが増えてきます。
こすらないで、すぐに手当てをするようにしましょう。子どもの目の異変の対処方法
ゴミや砂が目に入った場合- まぶたをひっくり返す
- ぬらしたガーゼや脱脂綿でそっとふき取る
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コップや水さしで水を注いで洗い流す/ 小児用の目薬をさして、洗い流す
洗面器に顔をつけてゆっくりまばたきする
すぐに眼科医に連れていかなければならない場合- 目が充血している
- なにかで目を突いて出血している
- 痛みで目が開けられない
- 涙が止まらない
- 目に異物が刺さっている
- 化学薬品が目に入った(すぐに流水で目を洗ってから受診する)
子どもの目を守るために
自己判断で大人用の目薬などをさしてはいけません。
また大人がさしている目薬を、興味本位で子ども自身が使ってしまわないように薬品の保管場所は子どもの手が届かないところにしましょう。
家の中では、子どもの目の高さにとがったものを置かないようにしましょう。
外で遊ぶときは、木の枝や葉先などに注意しなければなりません。
木の枝が生い茂っているところに近づかないように教えたり、手で押さえてよける方法を教えたりすることも必要です。 -
脱臼(だっきゅう)・ねんざ
やわらかく「はずれやすい」子どもの関節
歩き出したり走るようになると、運動量が増えて、手をついたり、ジャンプをして脱臼やねんざを起こすことがあります。
また、大人やお友だちと手をつないだ時に、腕をひっぱられて脱臼を起こすこともあります。
子どもが痛がったり、心当たりがあるときは、なるべく早く整形外科などのクリニックを受診しましょう。脱臼・亜脱臼とは・・・【脱臼】
なにかのはずみに、肩やひじなどの「関節」がはずれた状態を脱臼といいます。
通常は痛みを伴い、外見では腫れ、変形、ゆがみなどがみられることもあります。【肘内障(ちゅうないしょう)】
脱臼しかかった状態を「亜脱臼」といいますが、特に肘の亜脱臼を「肘内障」といいます。
肘内障は、6歳くらいまでの子どもに多く見られ、子どもが転びそうになった時に大人が子どもの腕を強くひっぱったり、肘を伸ばしたりした拍子に起こります。
激しい痛みを訴え、腕を下げたまま痛がって動かそうとしない場合は肘内障が疑われます。症状- 腕をだらりとさせたまま動かせない
- 関節部が変形している
- 関節部がはれて、青ずんでいる
- 痛がって泣く
対処- 痛がっている時は、氷のうや冷却パックで冷やす
- 添え木や三角巾で患部を固定して、小児科・整形外科・外科を受診する
ねんざとは・・・【捻挫(ねんざ)】
関節をねじってしまうことを「捻挫」といいます。
捻挫は強い痛みがあり、関節部が青紫に腫れてきます。
すぐに氷のうや冷却パックでよく冷やしましょう。
氷水を入れた洗面器などに患部をつけて冷やすのもよいでしょう。
患部はなるべく動かさないようにして、心配な場合は小児科・整形外科を受診しましょう。症状- はれや痛みがひどい
- 患部が青紫色になっている
対処- 氷のうや冷却パックでよく冷やす
- 足首をねんざした場合は固定して、できるだけ歩かせないようにする
- 2~3日は冷湿布して、入浴をひかえる
- 痛みが消えてきたら、温湿布にかえる
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子どもどうしのトラブル
トラブルは子どもの成長の過程 社会性のめばえ
2~3歳頃になると、一緒に遊ぶ友だちにも興味や関心が出てきます。
そのため友だちどうしのトラブル、けんかも起こるようになります。
2~3歳児はまだ気持ちのコントロールができない「自己中心的な年齢」ですから、けんかが発生するのはよくあることですし、当たり前のことと思いましょう。
友だちの存在が気になるのは社会性のめばえであり、成長のあかしなので喜んでよいことですよ。
それでは、けんかやトラブルが起こるときの子どもの内面や、周りの大人の対処の仕方を考えてみましょう。けんかやトラブルになるときの子どもの内面
2~3歳の子どもは友だちに対してこんな風に思っています。- みんなは楽しそうに遊んでいるな
- 友だちが何をして遊んでいるのかな
- 友だちと一緒に遊んでみたいな
- 友だちはどんなおもちゃを持っているのかな
- ぼく(わたし)も友だちと同じおもちゃがほしいな
- ぼく(わたし)がいることに友だちは気がついているのかな
- (順番)一番最初がいいな
- (競争)絶対一番がいいな
けんかはこんな風にして起こる
一緒に仲良く遊びたいのに、なかなか自分から「あそぼう!」と言い出せないのが、2~3歳の頃の特徴です。
自分に関心を寄せてもらうために、友だちをたたいたり、押したりする行動に出てしまいます。
相手の友だちも何でたたかれたり押されたりしたのかわからず怒ってしまい「けんか」が発生します。
また、しばらく仲良く遊んでいても、おもちゃの取り合いが始まる場合があります。
おもちゃは全部自分のものと思い込んでいる年齢であるのと、まだうまく「貸して」と言えずにいきなり友だちのおもちゃを取ってしまってトラブルになります。けんかが起きたときの大人の対処法
けんかが起きたときの子どもの内面はとてもシンプルであることを理解した上で、大人が子どもの気持ちを汲み取りながら対処することがとても大切です。
とりあえずお互いに「ごめんなさい」を言いなさいと強要してその場を取り繕ったり、経緯が分からないまま「○○ちゃんが悪い」と決めつけてしまうことは子どもにとって良くない態度です。
どのような経緯でけんかになったのか、どんな原因があったのか、できるだけ知るようにしてください。
それぞれの子どもの気持ちをよく聞いて、「うん、うん、そうなの、わかったよ」と同意してあげましょう。
それだけでもたいていのけんかは落ち着き、収まります。 こんなけんかはすぐに止めます!- だれかが泣き始めてしまう
- 『一人』対『多数』 のけんか
- 誰かが物(武器)を持っている
友だちをたたいてしまう子どもは たたかれた経験のある子
けんかやトラブルの中で、気に入らないことがあると友だちをたたいてしまう子どももいます。
まだ相手に伝える言葉が豊富ではないので、伝えたいことばの代わりに手が出てしまうのです。
たたくと「気持ちがスッとする」ことや「大人にかまってもらえる」という間違った認知をしてしまうと、やがて「たたくこと」をコミュニケーションの手段にしてしまうようになります。
よくたたいてしまう子はどのような子かというと、「たたかれた経験がある子」です。
例えば…
- 友だち(少し年齢の大きい友だち)にたたかれた経験がある
- 兄弟(特に兄や姉)にたたかれた経験がある
- 親にたたかれた経験がある
子どもをたたくことは「しつけ」とは言いません。
たたくことは手っ取り早く子どもに言うことを聞かせようとする大人の傲慢さです。
子どもをたたくことは今すぐやめましょう。
子どもをきちんとしつけるには、大人が正しい方法を知っている必要があります。
「子どもの叱り方」にも詳しく書いているので、参考にしてくださいね。子が友だちをたたいてしまったときの大人の対処法
子どもが友だちをたたいた時、大人が「たたいてはいけません!」「謝りなさい!」と勢いで叱ってしまいがちです。
子どもはその瞬間、エネルギーをため込んでいたり、頭に血が上っていたりするので、その場ですべて言い聞かせようとするよりは、時間がたって冷静になってから言い聞かせることの方が大事です。たたいてしまったその場では子どもには落ち着いた態度で「たたくことはいけないことである」と伝え、どうしてたたいてしまったのかその理由をよく聞いてあげましょう。
すぐに大きな声で叱りつけるようなことはせず、また痛みを分からせるというつもりで、大人がたたいた側の子を同じようにたたくようなこともしてはいけません。
たたいてしまったことについては、友だちにきちんと謝るよう、促しましょう。時間がたってから、その日のうちにたたいたことすら忘れてしまっているのでは、注意する意味がないので、翌日ではなくその日のうちに、子どもと親が冷静になってから、「たたくことはいけないこと」と教えましょう。
どのように伝えればよいかいくつか例をあげてみます。◆ たたかれたら痛くて悲しいことをしっかり伝える
「○○ちゃんがたたかれたらどんな感じがする?」
「そう、痛いよね」「そう、悲しいよね」
と、相手の子の気持ちを代弁して言葉で言い表して伝えます。
◆ ぬいぐるみに置き換えて理解させる
例えば、絵本やぬいぐるみを使って「たたかれたクマさんは泣いているけれど、どう思う?」と問いかけると、子どもは素直に「かわいそうだね。痛いよね。たたいたらいけないよ。」とわかってくれます。
◆ 普段の会話に友だちの話題や名前をたくさん出す
家庭でお風呂に入っている時、食事をしている時、おやつを食べている時、遊んでいる時、寝る前など、気持ちがリラックスしている場面で、お友達の話題や名前をたくさん出すと友達に親しみを持つようになり、けんかが少なくなります。いやなことを「NO」と言えるように
友だちにおもちゃを「貸して」と言われたとき「どうぞ」ができるのは素晴らしいことです。
ただし、いつもいつも我慢を強いるのは子どもにとってよくありません。
「いや」と言えず、いつもおもちゃを取り上げられてしまう幼稚園・保育園は楽しくなくなってしまいますね。
幼稚園・保育園に入るまでに、意思表示をしっかりできるようにしておくことはとても大切です。
「貸してもいいときは『どうぞ』をして、貸したくないときは『いや』『ちょっとまって』と言おうね」と教えてあげましょう。
どうしても言えないときは、言えるようになるまでお母さんが一緒に言う練習をしても良いですね。自分のもの・他の人のものを区別できるようにする
トラブルを予防するために、自分のものと誰かのものを区別し、理解できるようになることも大切です。
例えば、親の大切なものを子どもに触らせないようにすることで理解させることもできます。
子どもが親の大切なものを触ろうとしたら、「これはお母さんの大事なものだから、貸せないのよ」とNo の意思表示をすることで、子どもが「嫌なときは『いや』と言っていい」と学ぶことができます。
親が大事にしているもの、子どもが大事にしているものについて話をして、勝手に触らないようにしようね、と親子の間の約束をつくっても良いですね。子どもが乱暴な言葉を覚えてしまうときは
「ばか」「うんち」など汚いことば・乱暴なことばを使いたがって困っています。あまり気にしすぎず、その都度、その言葉で傷つく子がいることを教えたり、大人がきれいな言葉を使うことを心がけることが大切です。「なんでそんなことを言うの!」と叱ってもあまり意味はありません。
乱暴なことばは、子どもの成長の過程で必ず通るものです。
聞きなれないことばや面白そうなことばは使ってみたいものなんですね。
そういう言葉を友だち同士の会話の中で使うのが楽しかったり、大人の反応が面白いと感じていたりしているので、強くしかりつけても逆効果です。
ただ、人を傷つけたり、まわりを不愉快にする言葉は、その都度「良くない言葉だよ」と落ち着いた態度で教えてあげましょう。
または、「お母さんはその言葉、あまり好きじゃないな」とその場で伝えたり、周囲に影響がないものはあえて放っておくのがいいでしょう。
そして、ゆっくり話ができる時間に、使って欲しくない言葉とその理由を伝えます。
このときには、絵本やぬいぐるみを使って「その言葉を言われたぬいぐるみのクマちゃんはどんな気持ちがする?」と聞いてあげてください。
言われた人も、周りで聞いている人も、気持ちよく思っていないことも教えましょう。
3歳頃は、いい言葉も悪い言葉も吸収する時期です。
悪い言葉を気にするよりも、お父さん、お母さん自身が素敵なことばを意識して話すことが大切ですよ。
感覚の言葉や、ポジティブな形容詞をいっぱい話してみてください。
「あれ」「これ」ではなく「右の○○を取ってね」と主語と動詞・動作の対象をちゃんと使って文章で話してみてください。
家族同士のあいさつ「おはよう」「ありがとう」「ごめんね」のやりとりを見せていると、子どもも自然と友だち同士いい会話ができるようになってきます。 -
歩き始めの早い遅い
『這えば立て、立てば歩めの、親心』
と昔から言われているように、親は子どもの成長を楽しみしながらも、少しでも早い成長を願っています。
歩きだすのが早い・遅いは個人差があります。
体に支障が無い限り、いずれは歩くようになるのであまり心配をしたり、無理をさせないようにしましょう。
生後2ヶ月頃までの新生児には原始反射の一つの「原始歩行」という反応が見られます。
両脇をもって立たせるように抱くと、両足を交互に出して歩くようなしぐさをします。
あかちゃんは、環境に適応し生きていくために必要な身体の動作を、生まれながらにして備えているんですね。
1歳前後になると、個人差はありますが、次のような順序で歩くことができるようになります。10~12ヶ月- つかまり立ちができる
- 伝い歩きができるようになる
つかまり立ちをするようになったら、あかちゃんがつかみそうなものが倒れてしまわないか、家の中を点検しましょう。
活動範囲が広がり、運動量が増えるので、体重の増加がゆるやかになります。
赤ちゃん体型から、幼児体型に変わっていきます。1歳~1歳6ヶ月- 一瞬だが、手を離して立っていられる
- よたよたと数歩、歩ける
- 一人歩きができる
歩き始めると、体形はますますスマートになります。
運動機能も発達し、階段の上り下りをしたり、すべり台やぶらんこなどの遊具であそべるようになります。1歳6ヶ月~2歳- 早歩き、小走りができる
- あとずさりができる
早足だった子が、走り出すようになることもありますが、運動能力に個人差が目立ってきます。
個人差があるのは当然のことですから、他の子と比べないようにしましょう。
ただし、運動能力をUPさせるためには、抱っこばかりしないようにして、十分な外遊びをさせましょう。2歳~5歳- 走れる
- 階段を上る
- 両足をそろえてとべる
- 片足でたてる
- ジャングルジムにのぼれる
- 速く走れる
手足がスマートになり、筋肉もついてきます。
この時期に、全身をつかってたくさん運動をすると、運動能力がぐんぐん発達します。
また、運動の楽しさを知るのもこの時期です。ちょっと心配 Q:A
一歳6ヶ月になるのですが、まだ歩きません。いつになったら歩けるようになるのでしょうか?つかまり立ちができるようになると、伝い歩きを始めます。 そのまま歩いてしまう子もいますが、個人差があるので無理に歩かせることはありません。また、赤ちゃんの「歩きだそう」という気持ちが大切です。
興味があるものの場所まで行きたいと思う気持ちが歩行を左右します。
少しでも歩こうとする兆しがあったり、1~2歩歩き出したらほめてあげてくださいね。
O脚で心配です。歩き始めはO脚が多いので心配はいりません。1歳6ヶ月~6歳頃には治りますよ。
歩き始めの子に、足のためにいい運動はありませんか?産まれたときは扁平足ですが、体を支えるには扁平足では不安定です。土踏まずのアーチは成長と共に徐々にできていきます。おすすめ遊び歩きは・・・
- カニあるき(横歩き)
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風船あそび
風船つきをすると「つま先立ち」をするので足の発達に良いです。 -
ペンギン遊び
親の足の上に乗って、手をつないで歩くきます。足の指に力が入るので足の発達に良いです。
良い靴選びは?あかちゃんのためのファーストシューズには、内履き用と外履き用があります。内履き用は靴を履く練習になるので、お好みで、滑り止めのある軟らかいソールのものを履かせてみるのも良いですね。
外履き用については…-
つま先が広い靴を選ぶ
赤ちゃんや幼児の足の形は、つま先が扇状に広がっています。 歩くたびに指先が広がるよう、つま先が広い靴が適しています。 -
指が曲がりやすいを靴を選ぶ
靴底は柔らかいほうが良く、ソールがつま先から1/3のところで曲がるのが理想的です。 -
つま先がそり上がっている靴を選ぶ
つま先のソールが平らだと、つまずいたり転んだりしやすいです。つま先に「反り返し(そりかえし)」がありカーブしているものを選びましょう。 -
足首・かかとが固定される靴を選ぶ
足首・かかとは硬い方が良いです。ハイカットタイプの靴も足をしっかりサポートしてくれるので良いですね。脱ぎ履きが楽なように履き口が広がるものを選びましょう。 -
サイズは最適(ぴったり)なサイズを選ぶ
赤ちゃんの足は大部分が軟骨でできています。サイズが合わない靴は、靴の中で足が不安定になるだけでなく、骨格の成長にも悪い影響があるので、できるだけぴったり合うサイズを選びましょう。 -
通気性の良い靴を選ぶ
赤ちゃんの足は汗っかき。小さいけれど汗腺の数は大人と同じなので、快適な靴を選んであげたいですね。