やけどをしたらとにかく20分~30分流しっぱなしの冷水で「冷やす」こと。
子どもの皮膚は弱いのです。
大きなやけどは、患部を冷やすと同時にすぐ救急車を呼びましょう。
普段からやけどをしやすそうな危険な場所をチェックして、注意しておきましょう。
程度 | 症状 | ケア |
Ⅰ度 | 皮膚が赤くなり、ヒリヒリする。 | ①患部を流水で20分以上冷やす。 ②清潔なガーゼを当てておく。 ③何も塗ってはいけない。 |
Ⅱ度 | 水ぶくれができ、痛みが激しく泣き続ける。 | 十分に冷やしたあと、すぐに病院へ。 |
Ⅲ度 | 皮膚の表面が白くくずれている。 | 冷やしながら、大至急病院へ。 |
Ⅳ度 | 皮膚が黒こげになり、焼けただれた肉が見える。 | 救急車を呼ぶ。 |
やけどの面積
からだの表面積の30%以上にやけどを負うと、ショック状態になったり、命にかかわるので、患部を冷やすと同時にすぐ救急車を手配してください。
やけどの深さ
面積が小さくても深部に達していることがあります。
あとが残らないようにきちんと手当てすることが大切です。
医師の処置を受けてください。
低温やけどについて
温度が低い湯たんぽやあんかに長時間皮膚が触れていると低温やけどになることがあります。
①水で濡らしたタオルやシーツなどで全体を包んで、その上から水をかける
②水に濡らしたシーツに包んでそのままお風呂の「水」につける。
◎大人の手のひらより大きいやけど ⇒表面積の30%以上の場合が多い。
◎水ぶくれができている ⇒水ぶくれは絶対につぶさない。
◎衣服は脱がせるの? ⇒衣服は脱がせないで着せたまま冷やす。
◎ショック状態になった ⇒すぐに病院へ。
◎痛みが強く激しく泣く ⇒すぐに病院へ。
◎黄色っぽい液がしみ出た ⇒すぐに病院へ。
服は脱がせないで
やけどがひどいときに、服を脱がせようとすると、皮膚まで剥がれてしまうことがあります。
脱がせるのは一番上に着ているものだけにして、皮膚に接触している服は脱がせないようにしてください。
そのままどんどん水をかけて冷やします。
風邪をひかないか心配するより、やけどの進行をくい止める方が大切です。
受診は何科?
◎「皮膚科」か「外科」へ。
◎程度がひどい場合は「大きい病院」へ。
①やけどの原因となる「アイロン」「ポット」「やかん」「ストーブ」「薬品」などを子どもの手の届かない場所で管理する。
②実際に熱い物に手を触れさせ『怖い』ことを知らせる。
③低温の湯たんぽや電気あんかでも長時間使用すると、やけどをすることもある。
④風呂場のフタの上で遊ばせない。
絶対に水を与えない。(欲しがったら唇を湿らす程度)
どんちゃかグループは、ご提供いただきました個人情報を慎重に扱いいたします。