排便には個人差があります。
2~3日に1回しかうんちが出なくても、スムーズに出て、元気に遊んでいるようなら心配はいらないでしょう。
反対に毎日排便しているのに、コロコロうんちは便秘かもしれません。
うんちは毎日出るにはこしたことはありませんが、数日間出なくても苦しがらないで、スムーズにでるようなら心配はいりません。
何日も排便がなくて
①お腹が張っている
②硬くて出すのが大変
などというのが便秘です。
お腹が痛い・食欲がない・不機嫌になった という場合は浣腸をしてあげましょう。
浣腸をして黒っぽいドロドロした便や血便が出たときは、小児科でみてもらいましょう。
受診の際に便を持っていくとよいでしょう。
(注)市販されている浣腸は月齢にあったものを確認して買いましょう。
いつも便秘がちのこどもは、生活を見直して原因をつきとめましょう。
便秘の原因としては次のようなことが考えられます。
◆ 食べる量が少ない
(※1)食べる量や水分を飲む量が極端に少ないと便秘になりやすいので要注意です。
朝食、昼食、夕食の3度の食事は主食と「副菜をバランスよく」「たっぷり食べる」ようにしましょう。
また、食べる時は、お茶やお水と一緒に食事をとると、便秘になりにくいようです。
◆ 偏食がちである
好き嫌いはありませんか?
幼児は概して、喉越しがよく、柔らかい食べ物が好きです。
このようなものばかり食べていると食物繊維がすくないので、便秘になりやすいです。
◆ 生活が不規則である
(※2)規則正しく一日を過ごしていますか?
規則正しい生活を送るために、まず第一に大切なのは、「朝決まった時間に起きること」が肝心です。
大人の都合で夜遅くまで起きていたり、夜遅くまで外出したのでは、朝目覚める時間が一定になりません。
生活が不規則になると、排便する時間も決まらず便秘になってしまいます。
早寝早起きの習慣をつけましょう。
◆ 運動不足である
十分に外遊びをしていますか?
体をたくさん動かさないと食欲不振になりがちです。また、腸の働きも悪くなります。
天気の良い日は、外で元気に遊ぶようにしましょう。
◆ 小さい頃から決まった時間に排便の習慣がない
(※3)便意や排便があってもなくても決まった時間にトイレに行き、便器(おまる)に座らせてみましょう。
トイレに行く習慣がつくと自然に排便の習慣がつくものです。
○ 食べる量や飲む量が少ないと、便秘になりやすいので要注意です。(※1)参照
○ 決まった時間に排便する習慣を小さい頃からつけましょう。(※3)参照
○ 間食はなるべくひかえましょう。
三度の食事をしっかり摂り、クッキーやスナックやアイスクリームはなるべくひかえるようにしましょう。お菓子類には食物繊維が少ないので、芋類や野菜類や豆類や果物の手作りおやつを作ってあげるとよいでしょう。
○ 食事は楽しくとりましょう。
楽しく食事をしていますか?
お母さんに叱られながら食べたり、テレビを見ながら食事をとるのはやめましょう。
食欲がなくなってしまいます。
○ 早寝早起きの、規則正しい生活を送りましょう。(※2)参照
○ 「の」の字を書くようにお腹をマッサージしてみましょう。
便秘ぎみの子にはおむつ交換の時に「の」(右廻り)の字を書くように優しくマッサージをして脹を刺激してみましょう。おむつが取れている子はお風呂でマッサージをするといいですね。
○ 食物繊維(イモ類・野菜類・豆類・果物・きのこ類・海藻類)たっぷりとりましょう。
食物繊維が豊富な食品 | |
いも類 | さつまいも・さといも・こんにゃく |
野菜類 | 白菜・キャベツ・ごぼう・にんじん・だいこん・なす・ピーマン・かぼちゃ |
豆類 | 大豆・小豆・納豆 |
穀類 | 麦飯・コーンフレーク・オートミール |
くだもの | バナナ・リンゴ・ミカン・オレンジ・メロン・パイナップル |
きのこ類 | しいたけ・しめじ・えのき・まいたけ・エリンギ |
海藻類 | わかめ・こんぶ・のり・ひじき |
○ ヨーグルトを毎日食べてみましょう。
ヨーグルトを毎日摂るようにしましょう。
おやつとして果物といっしょにたべたり、お料理に使ったり工夫をしてみましょう。
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